セブスト Fan Fun Festa

スマホゲーム「セブンズストーリー」とその運営への愛がみなぎる二次創作ショートストーリー

最強のハンマー使い 〜クエつくシナリオ〜

プロローグ

エレメント・コアの1パーティクリアを達成したハンマーパーティ。
今日はマイセ村の酒場で、祝勝会を開いていた。

 

シルヴィア:勝った勝った!

ミナス:やっぱりハンマーが最強だよな!

ロヴィーサ:エレメント・コアも、噂ほどではなわったわね

ディアンヌ:僕らが、みんなで力をあわせたからこその勝利だよ

シルヴィア:国と世界を超えて、集まったハンマー使いの勝利に!

全員:かんぱーい!!

 

そんなハンマーパーティを、アルフ一行のいつものメンバーが取り囲んで飲んでいる。
痛飲するメンバーに酔いがまわってきた頃、この男が発した一言が事件の始まりだった。

 

トッフォー:ハンマーパーティが強いっていうけど、ハンマーパーティの中では誰が一番強いのさ?

 

その瞬間、酒場が静まり返り、不穏な空気が漂い始める。

 

ディアンヌ:ハンマー使いで星5はボクだけだしね

シルヴィア:何言ってんだよ、ディアンヌ。強さに星の数は関係ないことを証明してきたのがハンマー使いだろ〜

ディアンヌ:まあ、ボクが本気を出すと巨人族の体でみんなを踏み潰しちゃうからな〜

シルヴィア:ディアンヌ〜。そのバカでかい図体は木属性でよく燃えそうだけど、本当に私に勝てるのかな?

 

慌てたミナスが仲裁に入る。

 

ミナス:まあまあ、シルヴィアちゃんもディアンヌちゃんも、落ち着きなよ〜

シルヴィア/ディアンヌ:ミナスは黙ってて!

ミナス:ロヴィーサさんも何か言ってくださいよ

ロヴィーサ:うふふ、私も二人のどっちが強いのか気になるわ

ミナス:(姐さん、酔っ払って、この状況を楽しんでやがる!)

シルヴィア:ちょっと表にでようか、ディアンヌ

ディアンヌ:ああ、ボクもちょうど酔い覚ましに外に出ようと思っていたところなんだ

 

クエつく対決

酒場の周囲には噂を聞きつけた野次馬とアルフの一行が集まっている

 

ファルメア:ちょっと、ふたりとも、喧嘩はやめてよ

シルヴィア:喧嘩じゃないよね?

ディアンヌ:そうそう、これは訓練だよ

 

戦斧を肩にかついだシルヴィアと、巨大な槌を地面に突き立てたディアンヌが対峙している。
そこに現れるメガネの女教師。

 

メルセデス:じゃあ、クエつくで勝負するっていうのはどう?

全員:クエつく!?

メルセデス:王都で流行りの訓練方法よ。防御側と攻撃側を決めて、決められたルールとレベル、装備を使って戦うの

シルヴィア:私は乗った

ディアンヌ:ボクも異存はないね

メルセデス:じゃあ決まりね。今回は私が防御側と攻撃側を決めさせてもらうわ。

 

練習試合その1<ディアンナと一騎討ち・無印>

メルセデス:じゃあ、まずは練習試合からやってみましょうか? 防御側のディアンヌはレベル100、攻撃側のシルヴィアはレベル60よ

ファルメア:攻撃側のレベルが低いのは不利じゃないの?

メルセデス:防御側はアクセサリを装備できないのと、能力開放で上昇したスキル値も反映されないから、これくらいは問題ないわ

 

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シルヴィア:私の大型攻UPが効いていない!?

ディアンヌ:ボクを大型モンスター扱いしないでよ〜

 

練習試合その2<ディアンヌと一騎討ち・超級>

メルセデス:次はもうちょっと難しくしてみようかな。防御側のディアンヌはレベル100。スキルもMAXで付与しておくわ。攻撃側のシルヴィアはレベル40ね

ファルメア:防御側のスキルってどんなものを付与するの?

メルセデス:ユニットの固有スキルと、クエつくの専用スキルから5つを選択できるの。今回は、バリアと根性を含めて私がスキルを厳選しておいたわ

 

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ディアンヌ:今度は、ちょっと本気をだしてみるよ

シルヴィア:まだまだ戦い足りないかな〜

 

決戦<ディアンヌと一騎討ち・嫉妬級>

メルセデス:二人とも、だいたいルールと雰囲気はわかったかしら?

シルヴィア:まったく問題ないね

ディアンヌ:準備運動ぐらいは出来たかな

メルセデス:では次が本番よ。最後は、防御側のディアンヌはレベル100、攻撃側のシルヴィアのレベルは1で戦ってもらうわ

ファルメア:それはさすがにシルヴィアが不利では?

シルヴィア:いや、私にはこれぐらいでちょうどいいハンデだよ

ファルメア:正気!?

ディアンヌ:いい心構えだね。かかっておいでシルヴィア。これで君が勝てたら、君のほうが強いって認めてあげてもいいよ

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戦いを終えて<解答編>


ディアンヌ対シルヴィア

 

満身創痍のシルヴィアの最後の一撃が、ディアンヌを貫く

 

ディアンヌ:まさか、このボクが負けるなんてね……

シルヴィア:ディアンヌは強かった。反対の立場なら、私は勝てなかったよ

 

ミニマルタブレットで小型化したディアンヌに、シルヴィアが手を差し出す。
ディアンヌはその手を力強く握り返して立ち上がると、ふたりはがっちりと抱き合った。

 

ディアンヌ:シルヴィア、君が一番強いハンマー使いだよ!

シルヴィア:誰が強いなんて、どうでもいい。一緒に飲み直すよ!

 

周囲で見ていた仲間たちが二人に駆け寄り、宴会が再開する。

 

 

エピローグ<解答編その2>

 

後日、酒場の傍らに、ディアンヌメリオダスの姿があった。

 

ディアンヌ:本当に、団長も私に挑戦してみるんだね

メリオダス:ああ。勝負だ、ディアンヌ

ディアンヌ:団長とやり合うのは久しぶりだね。じゃあ、いくよ!

 


ディアンヌ対メリオダス

 

ディアンヌの先制のスキル攻撃がメリオダスを襲う。

メリオダスを捉えたかと思われた攻撃が無効化されるとともに、ディアンヌを不思議な現象が包む

 

ディアンヌ:リベンジカウンター! それに何!? ちょっと団長、体が動かないんだけど……

メリオダス:いや〜。この世界には便利なもんがあるんだよな

ディアンヌ:え……

メリオダス:これは「淡雪のケチーフ」といって、攻撃された時に封印と凍結を付与するアクセなんだぜ

ディアンヌ:そんな……

メリオダス:じゃあ、今度はこっちからいくぜ

 

メリオダスの短剣がディアンヌを襲う

 

ディアンヌ:きゃあ、今度は身体が痺れて……

メリオダス:もう一回、それ!

ディアンヌ:なんだか……眠くなって来ちゃった……

 

メリオダスの一方的な攻撃が続く

攻撃されるたびに、マヒと睡眠、そして暗闇を繰り返すディアンヌ

 

メリオダス:すごいだろ。アクセのオプションに状態異常付与を積みまくると、こんなことが出来るんだぜ

ディアンヌ:やめて。団長、体がシビレておかしくなっちゃうよ……

メリオダス:こんな面白いことは、途中でやめられませんなあ。えへへ

ディアンヌ:団長がなんだかやらしい目つきになってる。いい加減にして〜

メリオダス:ならんならん

ディアンヌ:団長のスケベ! 女ったらし〜〜

 

木陰でそんな二人の様子を見ていた見ていたトッフォーが,、後日メリオダスの真似をしてディアンヌに挑み、悲惨な目にあうのだが、それはまた別の話。

(FIN)

 

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